(続編)俺について来い〜俺様御曹司は生涯の愛を誓う
俺は警察へ急いだ。

ぽつんと椅子に座っている静香が目に止まり、俺の想いは溢れ出し、静香に近づき
抱きしめた。

「静香、良かった、怪我はないか、どこも何ともないか」

「真壁さん、ごめんなさい、またご迷惑をかけてしまって……」

「大丈夫だよ、静香が無事ならそれが一番だ」

「奥様は会社からだいぶ離れた公園のベンチに座って眠っていたところを警察官に保護されました、
一応、病院へ行って診察して頂いた方がよろしいかと思われます、身体もだいぶ冷え切ってましたので」

「ありがとうございました」

俺は警察官にお礼を言って頭を下げた。

静香と病院へ向かった。

精密検査をしてもらい、どこにも異常は目止められなかった。

それからマンションへ向かった。

部屋に入ると、翔太はゲームをして遊んでいた。

「ただいま、翔太」

俺と静香の姿を確認すると「パパ、ママ」と駆け寄って来た。

「ママ、大丈夫?」

「うん、大丈夫よ、またパパに迷惑かけちゃって、ダメなママね」

「そんな事ないよ、大丈夫、ね、パパ」

「そうだな、何の問題もない」

でも、静香の表情は沈んでいた。
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