(続編)俺について来い〜俺様御曹司は生涯の愛を誓う
俺は翔太を連れてマンションに一旦戻った。
シャワーを浴びて、着替えを用意した。
俺のやるべき事は既に決まっていた。
日本に残りアメリカ支社を横溝に託す。
静香に手術を受けさせる、そして翔太にその後の対応を説明する。
五歳の子供に母親が自分をわからなくなるなど、理解出来るだろうか。
たとえ、記憶障害になったとしても、静香には生きていて貰いたい。
そして、静香にもわかって貰わなければならない。
俺は翔太に説明を始めた。
「翔太、ママの病気なんだが、手術が必要との事だ」
「手術をすれば治るの」
「頭の中におできみたいなものが出来て、それを取る手術だ、だからおできみたいなものは無くなる」
「そうなんだ」
「ただ、すごく難しい手術だから、そのあと記憶がちょっと消えちゃうんだ」
「いろんな事忘れちゃうの」
「そうだな、そう言う事だ」
翔太はしばらく考えていた。