一途なイケメンくんととろけるくらいに甘いキスを



お昼が終わると、小さい子たちはお昼寝の時間。


子どもたちを寝かせたあと、奥の職員室に通されて一時休憩することになった。



「瑠莉ちゃん、コーヒー飲める?」


「はい、大丈夫です」



疲れたでしょ、休んでとコーヒーを出してくれる職員さん。


すごく優しい。


こんなに優しい職員さんたちに育てられた琥珀くんは、幸せ者だね。


きっと本当の親と同じくらいたくさん愛情を注いでもらっていると思う。



「琥珀くんの小さい頃の話聞きたい?」



ちょっと琥珀くんが席を外しているタイミングでそんなことを聞かれた。


それは……もちろん気になる。



「はい、とっても気になります!」




< 129 / 207 >

この作品をシェア

pagetop