一途なイケメンくんととろけるくらいに甘いキスを



「でも友香ちゃんって成績良いほうじゃなかったっけ?」


「私ができるのは英語だけ。他は平均点くらいだよ?」


「英語できるのがすごいんだよ〜」



特に私は英語が苦手。


平均点を取ることができれば良いほうで、いつもだいだい赤点の少し上くらい。


本当に苦手で文法も単語もなかなか覚えられなくて、毎回苦戦している。



「瑠莉だって英語以外はそこそこ点数取れてるじゃん?」


「うーん、社会は得意だけど……」



歴史は好きで、興味があるからすぐに覚えられる。


逆に英語は苦手意識が高すぎて敬遠気味。


きっと私の成績を左右しているのは、興味があるかないかなんだと思う。



「英語も好きになれたらなぁ……」



そんな私の呟きは、ストローから口の中に入ってきた生クリームと共に消えていった。



「そういえば天地とは最近どうなの?」



……天地くん?


突然天地くんの名前が友香ちゃんの口から飛び出してくるとは思わなくて、一瞬思考が停止した。




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