『お願いだから側にいて』~寂しいと言えない少女と孤独な救命医の出会い~
話をしているうちに小腹が空いた私たちは、2人でカップラーメンを食べた。
「うーぅ、美味しい」
「オーバーだな。普通のラーメンだぞ」
小馬鹿にしたように敬さんが言うけれど、本当に美味しかった。
「家ではインスタント食品を嫌うママのせいでほとんど食べることができないから」
それに、1人でこっそり食べてもおいしくはないし。
「俺なんて高校時代は週7で食っていたぞ」
「週7って毎日じゃない」
ククク。
フフフ。
何がおかしいでもなく笑いあえる時間。
楽しいな。
幸せだな。
「どうする、泊って行く?それとも送ろうか?」
「うぅーん、泊ってもいい?」
「ああ。朝になったら送ってやる」
「うん」
ママには友達のうちに泊ると嘘の連絡をした。
不思議なことに、「友達って誰?」とも聞かれなかった。
それがママらしいと言えばそれまでだけれど、やはり普通の母親とはどこか違う。
「うーぅ、美味しい」
「オーバーだな。普通のラーメンだぞ」
小馬鹿にしたように敬さんが言うけれど、本当に美味しかった。
「家ではインスタント食品を嫌うママのせいでほとんど食べることができないから」
それに、1人でこっそり食べてもおいしくはないし。
「俺なんて高校時代は週7で食っていたぞ」
「週7って毎日じゃない」
ククク。
フフフ。
何がおかしいでもなく笑いあえる時間。
楽しいな。
幸せだな。
「どうする、泊って行く?それとも送ろうか?」
「うぅーん、泊ってもいい?」
「ああ。朝になったら送ってやる」
「うん」
ママには友達のうちに泊ると嘘の連絡をした。
不思議なことに、「友達って誰?」とも聞かれなかった。
それがママらしいと言えばそれまでだけれど、やはり普通の母親とはどこか違う。