先輩なんか大嫌い
「入学式開会の言葉です。百花教頭お願いします。」
「気をつけ、れい」
「お願いします」
え?なにこれ?言われてないんですけど、とかなでは思った。お願いしますと挨拶をしていたのは小入生と後ろにいた先輩方、先生方だけで中入生ははてなという顔をしていた。
「これより入学式を開会します。」
「気をつけ、れい」
「ありがとうございました」
「校長式辞です」
「気をつけ、れい」
「お願いします」
「校長の神田美月です。みなさん、ご入学おめでとうございます。皆さんから見て今後ろにいるのが2年生の先輩方です。今朝も校門で皆さんをここまで案内するために待っていました。何かわからないことがあれば先輩方になんでも聞いてください。必ず優しく答えてくださると思うので。2年生のみなさん、1年生に優しくお手本になるような存在になってくださいね、期待してますよ。
それから保護者の皆様、今日はお忙しい中お子様の入学式のためにお時間をさいてくださり、ありがとうございます。必ず、お子様の中学校生活を私達教員全員でサポートしていきますので今後ともよろしくお願いします。」
ぱちぱちぱちぱち…教職員や保護者からの拍手が起こった。
「気をつけ、れい」
「ありがとうございました」
「入学証書授与」
あ、ここはお願いします言わないんだ…よくわかんないな
ルール的なものがあるのかな?
まぁそのうち学校で習うからいいよねとかなでは思った。
次々と名前が呼ばれていく。そろそろ私も呼ばれるのかなと思うとドキドキする…
「安藤かなで」
「はい!」
舞台まで歩いていく。こけないかなと心配になる。緊張しすぎてすごくぎこちない歩き方でロボットみたいになってしまったが舞台まで歩くことは出来た。
「ご入学おめでとう」
入学証書は校長先生から一人一人に手渡しされる。受け取るとふたつに折りたたみ来た方向と反対へ降りるそして席に戻る。入学証書を貰う度に先輩方や保護者からの拍手が起こる。
「渡辺紗良」
紗良も呼ばれてる!頑張れ!
と心の中からかなでは応援していた。
どうやら紗良が最後のようで入学証書を受け取り席に着くと、
「在校生代表の言葉」
になった。在校生代表って誰がやるんだろう…?
「気をつけ、れい」
「お願いします」
舞台を見上げるとそこには泉先輩が立っていた。
「新入生の皆さん。こんにちは。ご入学おめでとうございます。学校生活で何か困ったことや相談事などなんでも私たちに言ってください。全力でサポートします。皆さんで最高の中学校ライフをおくりましょう!
在校生代表 2年3組伊藤泉」
後ろにいた先輩方を中心にものすごい拍手が起こった。どうやら、泉先輩はみんなから人気らしい。
「気をつけ、れい」
「ありがとうございました。」
あともう少し…かなではこの硬いパイプ椅子に座っているのが辛くなってきていた。
「新入生代表の言葉。代表は、池谷琴さんです」
「気をつけ、れい」
「お願いします」
「在校生の先輩方、先生方、私たち新入生100名は今入学しました。そしてこの桜中の生徒になりました。分からないことだらけですが、これからどうぞよろしくお願いします。」
この人はめっちゃどうどうとしている。たくさんの人の拍手とともに席に戻っていく。
「気をつけ、れい」
「ありがとうございました」
「入学式閉会の言葉」
「気をつけ、れい」
「よろしくお願いします」
「入学式を閉会します」
「気をつけ、れい」
「ありがとうございました。」
「気をつけ、れい」
「お願いします」
え?なにこれ?言われてないんですけど、とかなでは思った。お願いしますと挨拶をしていたのは小入生と後ろにいた先輩方、先生方だけで中入生ははてなという顔をしていた。
「これより入学式を開会します。」
「気をつけ、れい」
「ありがとうございました」
「校長式辞です」
「気をつけ、れい」
「お願いします」
「校長の神田美月です。みなさん、ご入学おめでとうございます。皆さんから見て今後ろにいるのが2年生の先輩方です。今朝も校門で皆さんをここまで案内するために待っていました。何かわからないことがあれば先輩方になんでも聞いてください。必ず優しく答えてくださると思うので。2年生のみなさん、1年生に優しくお手本になるような存在になってくださいね、期待してますよ。
それから保護者の皆様、今日はお忙しい中お子様の入学式のためにお時間をさいてくださり、ありがとうございます。必ず、お子様の中学校生活を私達教員全員でサポートしていきますので今後ともよろしくお願いします。」
ぱちぱちぱちぱち…教職員や保護者からの拍手が起こった。
「気をつけ、れい」
「ありがとうございました」
「入学証書授与」
あ、ここはお願いします言わないんだ…よくわかんないな
ルール的なものがあるのかな?
まぁそのうち学校で習うからいいよねとかなでは思った。
次々と名前が呼ばれていく。そろそろ私も呼ばれるのかなと思うとドキドキする…
「安藤かなで」
「はい!」
舞台まで歩いていく。こけないかなと心配になる。緊張しすぎてすごくぎこちない歩き方でロボットみたいになってしまったが舞台まで歩くことは出来た。
「ご入学おめでとう」
入学証書は校長先生から一人一人に手渡しされる。受け取るとふたつに折りたたみ来た方向と反対へ降りるそして席に戻る。入学証書を貰う度に先輩方や保護者からの拍手が起こる。
「渡辺紗良」
紗良も呼ばれてる!頑張れ!
と心の中からかなでは応援していた。
どうやら紗良が最後のようで入学証書を受け取り席に着くと、
「在校生代表の言葉」
になった。在校生代表って誰がやるんだろう…?
「気をつけ、れい」
「お願いします」
舞台を見上げるとそこには泉先輩が立っていた。
「新入生の皆さん。こんにちは。ご入学おめでとうございます。学校生活で何か困ったことや相談事などなんでも私たちに言ってください。全力でサポートします。皆さんで最高の中学校ライフをおくりましょう!
在校生代表 2年3組伊藤泉」
後ろにいた先輩方を中心にものすごい拍手が起こった。どうやら、泉先輩はみんなから人気らしい。
「気をつけ、れい」
「ありがとうございました。」
あともう少し…かなではこの硬いパイプ椅子に座っているのが辛くなってきていた。
「新入生代表の言葉。代表は、池谷琴さんです」
「気をつけ、れい」
「お願いします」
「在校生の先輩方、先生方、私たち新入生100名は今入学しました。そしてこの桜中の生徒になりました。分からないことだらけですが、これからどうぞよろしくお願いします。」
この人はめっちゃどうどうとしている。たくさんの人の拍手とともに席に戻っていく。
「気をつけ、れい」
「ありがとうございました」
「入学式閉会の言葉」
「気をつけ、れい」
「よろしくお願いします」
「入学式を閉会します」
「気をつけ、れい」
「ありがとうございました。」