モテすぎる先輩からめちゃくちゃに愛されたい
もうこれ以上2人のことを見たくなくなってその場から走って立ち去った。
はぁ…私って何してるんだろう。
勝手に舞い上がって、勝手に勘違いして。
踏み込んじゃいけないところまで進んで。
ほんとしょーもない!
だけど何があっても先輩のことは諦め切れないの。
親同士が決めた婚約者がいても私の気持ちは渚先輩一直線だし、むしろ先輩以外はいらない。
心が先輩を求めていて、渚先輩じゃなきゃきっと埋まらないんだと思う。
きっと渚先輩は私のことは好きじゃない。
それは分かってるけど……この気持ちに整理しないと進めない気がする。
だからー…
告白するしか他になかった。
「渚先輩!」
「…」
休み時間になるたびに会いに行くけど、先輩は全くの無視。