モテすぎる先輩からめちゃくちゃに愛されたい
「たしかに軽い気持ちで先輩の過去を知りたがったのかもしれません。だけど…これだけはハッキリ言えます」


「…」


「先輩のことを1番近くで見守りたい。…好きだから、先輩のことが大好きだから!」



いまどんな顔してますか?

俯き気味のその表情からは何も読み取れなくて。



ついに言っちゃった…!


ドクンドクンっと激しく脈打って、頭がぼや〜とする。


こんなに大真面目にちゃんと伝えたのは初めてだから緊張しまくりで、脚がガクガクする。

いまこの場に平然と立っていられるのが不思議なぐらい。



「先輩の返事を聞きたい、です」



ゆっくりとー…確実に言葉を伝える先輩。



「莉愛の気持ちはすげーうれしい。けど…悪い、俺今は彼女とか作る気ねぇんだ」


うん……わかってた。

分かってけど、やっぱり辛いなぁ。


鼻の奥がツンっとする。
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