モテすぎる先輩からめちゃくちゃに愛されたい
「ふぁ〜っ終わったー!」


やった!やーっと終わったよ。

ここまでめちゃめちゃ長かった。


毎日徹夜しては洗濯バサミで顔を挟んで目覚めさせたり、また別の日は氷水を振りかけたり…本当に地獄の日々だったから。



気づけばもう2学期が終わろうとしていて、いよいよもうすぐで冬休み。



おれきり渚先輩とは会っていなくて…っていっても今までは私が2年生の教室に遊びに行ってたからなんだけど。

最近では行かなくなったからちょっとだけ……いや、かなり寂しい。



渚先輩の顔が見れないだけでこーんなに辛いなんて、一体どうしたらいいのー!



心の中でいっっぱい叫ぶけど、だれも答えは教えてくれない。



そしてその数日後にテストが返却された。



どの教科も平均点並みでまぁそこそこ良かった。


いつも最低点数の数学だって渚先輩のおかげで70点も取れたんだから!


でも、心のどこかで素直に喜べない自分がいた。
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