モテすぎる先輩からめちゃくちゃに愛されたい
今日は蒼井くん家族とご飯を食べに行く。


日に日に結婚に近づいていて、こうしてご飯を食べることで両家の親睦を深めているみたい。




「莉愛ちゃんは蒼井とどんなお家に住みたいとかあるの?」


!?
「ぶっ」

危なかったー…お茶吹き出すところだった。


蒼井くんのお母さんが変なことを言うからビックリしちゃった。




「え、えっと…特にこだわりはない、です」


やだも〜カタコトになっちゃうし、ほんとうに恥だよっ。



「俺も別になんでもいいけど、最低限幸せに暮らせるところがいいな」


なんて、ニコっと笑える辺りすごいって思う。




あは、あはは…

一方のわたしは愛想笑いしかできなくて、なんだかこの場にいることが窮屈で仕方がなかった。



なんとか乗り越えた食事会。


今何時だろう?

ふとスマホを取り出せばまだお昼過ぎちょっと。



渚先輩にすっっごく会いたい。

多分いま会えたら感動しちゃって泣いちゃうかもなぁ〜
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