モテすぎる先輩からめちゃくちゃに愛されたい
ジッと交わるお母さんの瞳。
えっでも、まさか気づいてる?
私が何を言いたいのか。
いや……でも違ったら嫌だよ。
なかなか口を開かない私をみてお母さんがため息をついた。
「まったく…素直じゃないのね。じゃあ特別に少しだけ昔話をしてあげる」
昔話???
お母さんはゆっくりー…ゆっくりと口を開いて物語った。
♦︎
「昔、あるお城に1人のお姫様が暮らしていました。そのお姫様には将来を約束した許婚がいました。だけど、お姫様の心を射止めたのは別の男性です。お姫様とその男はお互いを求めて愛し合いましたー…が、結局最後に選んだのは許婚でした」
聞いたことのある……いや、感じたことのあるエピソードだった。
そう、まるで今の私と全く同じ。
「さて、ここで質問。許婚を選んだお姫様は幸せでしょうか?それとも、幸せじゃないでしょうか?」
これはきっとお母さんのお話だって瞬時に悟った。
えっでも、まさか気づいてる?
私が何を言いたいのか。
いや……でも違ったら嫌だよ。
なかなか口を開かない私をみてお母さんがため息をついた。
「まったく…素直じゃないのね。じゃあ特別に少しだけ昔話をしてあげる」
昔話???
お母さんはゆっくりー…ゆっくりと口を開いて物語った。
♦︎
「昔、あるお城に1人のお姫様が暮らしていました。そのお姫様には将来を約束した許婚がいました。だけど、お姫様の心を射止めたのは別の男性です。お姫様とその男はお互いを求めて愛し合いましたー…が、結局最後に選んだのは許婚でした」
聞いたことのある……いや、感じたことのあるエピソードだった。
そう、まるで今の私と全く同じ。
「さて、ここで質問。許婚を選んだお姫様は幸せでしょうか?それとも、幸せじゃないでしょうか?」
これはきっとお母さんのお話だって瞬時に悟った。