モテすぎる先輩からめちゃくちゃに愛されたい
もう部屋に入ったら大惨事だった。



久々の渚先輩の部屋が懐かしくて、ベットにダイブしたらなぜか先輩のパンツが置いてあって…(多分しまい忘れ)

それを拾ったら「バカっやめろ!」って頭叩かれて……



それで今度はお布団にくるまったら、「お前正気か!?」って布団ごと剥ぎ取られた。




「先輩のケチぃ。なーんも変わってないじゃないですか」


「そんな短期間で変わる方がすげぇーわ。で、1回そこ座れ」


ビシっと先輩が指差したのはソファで、大人しくそこに座る。




チクタク…チクタク…

ただ時計の鳴る音が異様に響く。



私の目の前にあるテーブルに淹れたてのココアを置いてくれた。



「…あ、ありがとうございます」


なんだかさっきまでの態度をすっごく反省すらよ、本当。

いきなり押しかけてきたらそりゃあんなに驚くわけだよね。
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