モテすぎる先輩からめちゃくちゃに愛されたい


「じゃあもうそれでいいって、本当に決めたの?」


翌日のお昼頃。

やっとのことで駅前にできたカフェに来れた。


きっとアズともこれで最後。

まぁでも私たちなら大丈夫!


連絡だってほぼほぼ毎日欠かさずにするもん。



「うん。だから最後にクリスマスにデートします!」


「デート?それって莉愛の妄想じゃなくって?」



ちょっと〜さすがにそこまでしない!

いくらなんでも現実をみますぅ。



「本当の本当に!最後にちゃんと思い出作りたいな〜って思って」


「ふぅん。まぁ莉愛が決めたなら反対しないよ」


「うん…ありがとう!」



そこをあえて聞いてこないあたりアズはやっぱり優しいなぁ。

でも、たぶん前よりは格段に会える時間が減ると思う。
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