モテすぎる先輩からめちゃくちゃに愛されたい
甘くて一途な渚先輩
ゴーンゴーン…と鐘の音が響いているのが聞こえる。
とうとうやってきた結婚式当日。
私は16歳になって、今日、蒼井くんと結婚する。
今は支度部屋でウエディングドレスを纏って待機している。
前に選んだ肩がでるオフショル型のマーメイドドレス。
髪の毛はアップにして巻いてもらった。
キラッと輝く小さなティアラが可愛いのがポイント。
ジッと鏡に映る自分をみつめる。
本当にこれでいいんだよね…?
良いもなにもこれしか方法がないんだもん。
蒼井くんとの結婚は絶対で拒むなんてことはできない。
ー…ガチャっと部屋の扉が開いて蒼井くんが入ってきた。
「やっぱり似合ってるよ、莉愛ちゃん」
「ありがとう。そう言う蒼井くんもすっごくカッコいい」