モテすぎる先輩からめちゃくちゃに愛されたい
「あぁ、悪い」
パッと離れた手。
強く握られていたからか手首がほんの少し赤くなっている。
そんなことより•••
なんで先輩がここにいるの!?
しかも走ってきたみたいだし……。
「ってかなんなんだよあの手紙」
あっ…見てくれたんだ。
先輩のことだから忘れてるんじゃないかって思ってた。
「なにって…えと、それは…」
ずーっとずっと大好きだったから、せっかく振り切ろうとしたのに。
「俺のことが好きなのに他の奴と結婚すんの?」
「それはもう、決まり事なので仕方がないんです」
式当日にキャンセルなんてどこの迷惑客よ!ってなるし、前代未聞な問題になるもん。
蒼井くんは何がなんでも婚約取り消しにはしないって言ってたし……今更もうできっこない。
パッと離れた手。
強く握られていたからか手首がほんの少し赤くなっている。
そんなことより•••
なんで先輩がここにいるの!?
しかも走ってきたみたいだし……。
「ってかなんなんだよあの手紙」
あっ…見てくれたんだ。
先輩のことだから忘れてるんじゃないかって思ってた。
「なにって…えと、それは…」
ずーっとずっと大好きだったから、せっかく振り切ろうとしたのに。
「俺のことが好きなのに他の奴と結婚すんの?」
「それはもう、決まり事なので仕方がないんです」
式当日にキャンセルなんてどこの迷惑客よ!ってなるし、前代未聞な問題になるもん。
蒼井くんは何がなんでも婚約取り消しにはしないって言ってたし……今更もうできっこない。