モテすぎる先輩からめちゃくちゃに愛されたい
「本当はさ、クリスマスの日に言おうって思ってたんだけど。言ってもい?」



真剣な瞳でジッと私を見つめる。

その真剣味を帯びた瞳を逸らすことなく、コクっと首を縦に振った。




「…お前が好きだ、莉愛」



………はい!?
え、待って待って。いまなんて?



『お前が好きだ』


げげげ幻聴ですか?

って思ったけど、ブニっと頬をつねられてビヨンと離された。




「幻聴じゃなくて現実だから。紛れもなくお前が好き」


「せ、先輩…」


ドキンドキンっと胸が急加速!



「遅くなってごめん」


眉を下げながら言う先輩に思いっきり抱きつく。



「うぅーっぜんばぁい」


もう!遅すぎるよぉ。

叶うことのない願いだって今までずっと思っていた。
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