モテすぎる先輩からめちゃくちゃに愛されたい

「はぁ…ったく」

「……怒ってますか？」

「怒ってないように見えるか？バーーーカ」


ゴツンっと拳で頭を叩かれた。


いてて…っ

たんこぶ出来ちゃいますよー。


女の子殴るなんて最低ですから！



「あ、そーだ。今日の体育の時間、先輩のことめちゃめちゃ応援しときますね！だから頑張ってください」



「わかったわかった。頑張るからもうはやく行けよ」


ふふっ先輩ったら照れちゃってかーわい。

なんとなく顔が赤い気がするし、ちょっとは私のこと意識してるってことだよね？


だからといって、いつまでもここに居たらいつか絶対先輩の雷が降ってくるだろうと思ったから、挨拶だけして教室を後にした。



♦︎そして迎えた体育の時間。



私たち1年4組と、渚先輩が属する2年2組は偶然にも体育が同じ時間なの！

これってもうずばり……運命！？


きゃ〜っもう幸せ！


1人でほっぺを押さながらニコニコ喜んでいると…



ベシっと頭に重い一撃。