モテすぎる先輩からめちゃくちゃに愛されたい

ドキドキの勉強会


あの日から私と渚先輩の仲はいい意味で変わった。



「じゃーん!見てください。先輩のために作ってきました!」


今はお昼休みで、私とアズは先輩のクラスにやってきた。

私たちに加えて朝陽先輩もいる。



「は…なにこれ。重箱じゃん」


「いや〜実は朝、先輩のこと考えながら作ってたら思ったより量が増えちゃって…あはは」


気づいたらこんな風になっちゃったってわけ。


「笑い事じゃねぇけど」って水差されたけど気にしない。



「でも俺のこと考えてくれたんでしょ?」

「そうですよ!あ、それで3段目がー…」


1段目と2段目はいわゆるお弁当の定番のものだけど…


パカっと3段目を開ける。



「ジャジャジャジャーン!先輩、甘いもの好きだからスイーツ三昧にしてみましたぁ」


フルーツはもちろん、お団子だったり…杏仁豆腐だったり…なにからなにまで詰め込んだ特製スイーツ責め!
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