モテすぎる先輩からめちゃくちゃに愛されたい
「じゃあ耳貸して」と言われ、途端に至近距離。


ドキドキ…

心臓が一気に加速してうるさい。



「朝陽が変な気起こすかもって言うから。それはなんか嫌っつうか、だから莉愛を誘った」



っねぇ、先輩。

それってつまり…期待していいってことですか?


もうダメかもって思ったけどー…



そんなこと言われたらもっと好きになっちゃいますよ。






そして帰りに事件は起きた。



渚先輩の部屋から出ようとしたとき…

不意に視界に入った“それ”



ー…ベットの棚に置いてあるいくつかの写真立て。



そこに写っている人物。



3人…3人…2人…


あれ、もうずっと2人しか写っていない。


多分先輩の家族だと思うんだけど…。



最初は女の人と男の人、そして渚先輩の幼少期?の写真。

その隣にあるのは男の人と渚先輩の姿だけ。
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