モテすぎる先輩からめちゃくちゃに愛されたい
ちょっとした違和感。

ただの興味本位で気になった。



「先輩。なんでこの写真、2人しか写っていないんですか?」


このとき聞かなければ良かったのかもしれない。


そうしたら_。




ただ単に気になったから聞いただけだったのに。



「……」


なんでか無言になる先輩。



その様子がちょっとおかしくて、写真立てを手に持ったまま先輩の肩を軽く叩く。



「先輩?」



すると…


ガシャんッ!!


えっ…



写真を思いっきり弾いて地面にバラバラに散りばむ。




「!先輩、なにして_」


「…悪りぃ。今日はもう帰って」


その場に座りこんで散らばったガラスを集めはじめる。



そんなことしたら手怪我しちゃうんじゃ…!
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