モテすぎる先輩からめちゃくちゃに愛されたい
渚先輩の幼馴染で美人な先輩。


サラサラな茶髪の髪に綺麗な二重。
どこか色気もあって、めちゃめちゃモテる先輩らしい。

噂だと前に「渚先輩の彼女」とかっていうのを聞いたことがある。



「友達っつうか後輩だけど」


「あ、初めまして!来栖莉愛です。よろしくお願いします…!」


ペコっとお辞儀。



「渚の幼馴染の小泉朱里です。よろしくね」


朱里先輩は渚先輩たちとはクラスが違くて、たしか3組だった気がする。



「あ、そうだ。カラオケ行かね?」

「面倒だからパス。また今度な」



頬杖をつきながら窓の外をジーっと眺めている先輩。

その顔はどこか寂しそう。


やっぱり、昨日のは気のせいじゃないのかな?



「えーなんか付き合い悪くね?」

「事情っていうもんがあるんだよ」



それだけ言って教室を後にする渚先輩。


「あ、ちょっと待てよ〜」

そして、その後ろを追うように朝陽先輩も教室を飛び出した。
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