モテすぎる先輩からめちゃくちゃに愛されたい
も〜こっちはお腹空いたっていうのにどこに行ってるの!
スカートのポケットからスマホを取り出して、渚先輩に電話をかける。
プルルル…プルルル…
出るかなぁ。
プルルr
「なに?」
出た!と思ったら第一声が低い声で「なに?」だなんて…。
「今どこにいますか?」
「裏庭。まさか来る気じゃねぇよな?」
「ぶっぶー!残念、もちろん行きます。ってことでそこから動かないでくださいね!」
「は?え、ちょ待ー…」
ブチッ
思いっきり切ってあげた。
私を走らせた罰ですから!
裏庭とか想定外すぎるけど、とりあえず早く行こう!先輩の気が変わる前に。
はぁっはぁっ……先輩見つけた!
人気のない裏庭のベンチに横になっている。