私の愛は···幻

画面が変わり
ダンディな男性が映し出さた。
『私の大切な大切な妹のKOTOの孫である
アマネをこんな目に合わせた
お前達を断じて許すわけにはいかない。
アメリカ最大財閥の
ウォルトン家を敵に回した事を
後悔すると良い。』
と、告げると男性は消えた。

顧問弁護士は、ワナワナとふるえ
この人達は、なんて事を
と、二人を見るが
二人ともポカーンとしている。

アルフレッドは、
まだ、わからないんだ
と、両手を上げて肩をすくめる

顧問弁護士は、
「アメリカ最大財閥の
ウォルトン家は、資産が計り知れない
程の財閥です。
アメリカをはじめヨーロッパから
全世界に企業やホテルやカジノ
飲食業、銀行、資源まであり
ありとあらゆる物を持っています。

総資産は、各国の王宮と
比較にならない、桁が違います。
そんなウォルトン家の血縁者に
あなた方は、いったい·····」
と、言う顧問弁護士をおいて
「お前、知っていたのか?」
と、健人に訊ねる泰人
健人は、なんども首を横にふる。

当たり前だ。
と、思っているのは、
アルフレッドだけ。

そのアルフレッドは、
『ミロ様に取っては
話にもならない金額ではありますが
天音様の今後を考えて
堂基 泰人
あなたには、二千万円の迷惑料を。

それから、あなた
堂基 健人
あなたには、五千万円の
慰謝料を

最後に。
とアルフレッドが言った時に
< コンコン >
と、スーツを着た男性が
副島 花奈を連れて来た。
「なんなの?この人達?」
と、騒ぐか花奈に
『うるさい女ですね。
あなた、
副島 花奈には、一千万円の
迷惑料を碧木 天音に
支払いを命じる。

「なんで?なぜ、私があの女に?」
と、叫ぶ花奈に

『あなた、天音様が
堂基 健人に送ったラインを
勝手に削除しましたね。
あなた方、二人のせいで
天音様は、妊娠していたのに
流産されたのです。
この後、妊娠出来ない身体に
なっていたら
この限りでは、ありませんよ。
命があるだけ、あなた方はまし
なんですよ。
ミロ様は、生きて苦しみを
味合わせろとおっしゃいました。
さて、この慰謝料、迷惑料は、
一週間以内にお願いします。
ほらほら、早く動かないと
あなた方の資産も動かなくなりますよ。』
と、言うと顧問弁護士は、
直ぐに堂基の全資産を
調べはじめた。

健人は、
妊娠?流産?
·······あま·····ね·····

だが、
「私は、離婚届に記入していません。」
と、言うと
『いいえ。もう提出終わって
おります。
天音様は、碧木 天音となって
おります。』
と、書面をみせるアルフレッド。

『あなた直筆ではないと
不履行だと思われてるでしょうが
その訴えも無効の手続きは、
完了しています。』
と、言われて
頭を垂れるしかない健人
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