明日が終わる、その時まで【完】
「柴田……」
「なんだよ。悪かったな」
「ありがとう」
「……もうさ、お前の感情意味わかんなすぎて怖えよ」
怒って泣いて、悲しくて泣いて、かと思えば笑って感謝して。
柴田の言う通り、私のメンタル怖すぎるね。
だってさ、その時覚えた感情に蓋をするなんてもったいなさすぎる。
大人になったらもっとちゃんとするからさ、今はまだ許してほしい。
なんてったって、私まだ16歳だし。