明日が終わる、その時まで【完】
――――……
次の日、私は3時間目から学校へ行った。
まあちょっと、体調が優れなくてね。
正直言っちゃうと、昨日かっこつけて墨汁を飲んだせいで夜中からお腹を下していた。
心配しながら笑いをこらえるパパを無視して、朝方までずっと、トイレとベッドを往復していたのだ。
ベッドとトイレを往復する私を見て、震えながらお腹を抱えていたパパを私は許さない。
ようやく出るもの全部出たから学校に来たけど、正直休めるものなら休みたかった。
でも昨日の今日で私が学校を休んだら、柴田への風当たりも強くなりそうだし、小春に余計な心配をかけるだけだったから、気合を入れてきた。
教室のドアを開けると、
「晶ちゃんっ!」、「「晶‼」」、
小春、亜美、梨花、女子たちと、まっつんたち男子が一斉に私に駆け寄ってくる。
「晶ちゃんっ、体大丈夫なの!?」
小春、ありがとう。
心なしか小春の顔見たら元気になってきた。
「晶っ、マジで不死身じゃ~んっ!」
「あんた怖すぎー!」
亜美と梨花が私の肩をバシバシ叩く。
誰のせいでこうなったと思ってんだっつーの。