エリート御曹司は独占本能のままにウブな彼女を娶りたい
『ごめんな。アルコールが入ってるのに気がつかなくて』
『ううん、私が一気に飲んじゃったから』
『おばさんには俺から話しとくよ、少し休んだら家に入りなよ』
彼がそのまま離れて行きそうになったので、焦って彼のシャツを掴んだ。
『どうした?気分悪いか?』
心配そうな彼の目を見ていると、黙っていられなかった。
『片岡さん……』
『ん?』
『キスして』
優杏からポロリと零れた言葉は、彼女にも信じられないものだった。