エリート御曹司は独占本能のままにウブな彼女を娶りたい
青木は別の仕事があるようで、すぐに事務所から出て行った。
紗子はタブレット端末を取り出すと、優杏に予定をたてようと話しかけてきた。
「さっそくだけど、明日にでも仕事の説明したいわ。優ちゃんは何時くらいなら空いてるかしら?」
「明日は何時でも大丈夫です。またここへ来ましょうか?」
「ううん、私がそっちへ行くわ」
紗子がこっそり優杏だけに聞こえるように小声で囁いた。
「優ちゃんちの庭に癒されたいのよ~」
「ウフフ……それじゃあ家でお待ちしています」
「ありがとう、二時くらいにはおじゃまするわ」