【完】再会した初恋の彼はチャラくて、イジワルで、ときどき優しい
「海氷とは大会で必ずあたることになる。それに、合宿も毎年一緒だ」





雅の心を読んでいるかのように稲葉が話し出した。





「そうか。ならまた会うことになるんだね……」






その時のことを考えると不安で仕方ない。水谷くんとはもう会いたくないのに、また会うことになるなんて。





部活はようやく楽しくなってきたし、目標ができたから離れたくない。






「大丈夫だ。あいつがお前に何かするようなら、俺は小鳥遊を守る。絶対な…!」
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