【完】再会した初恋の彼はチャラくて、イジワルで、ときどき優しい

作り笑顔

「小鳥遊さん久しぶりー!」



今住んでいるところの最寄り駅から四駅先の街に集まることになった中学のメンバー。




「お久しぶりです」




敬語になるのも変だけど、何となく話しにくい。





伊達メガネ、家に置いてきたけど変じゃないよね?





部活やっていた頃はずっとコンタクトだったし。





「よぉー小鳥遊さん。ゴールデンウィークぶりだね」




「水谷くん」





相変わらずの作り笑顔。無視むし。





「水谷ずるいぞ。小鳥遊さんと話して。俺だって話したいのに!」
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