【完】再会した初恋の彼はチャラくて、イジワルで、ときどき優しい
「皆と話さないの?あいつら結構楽しみにしてたんだぜ?小鳥遊さんと話すの」



あなたと同じように私のことを笑っていた人たちのことなんて知らないわよ。




バレー部の皆といた方が何倍も楽しい……。




「知らないよそんなの。水谷くんが勝手に行くって言ったからこんな事になったんだし。私、途中で帰るから。だから変なこと皆に言わないでね?」





「それはどうしようかな〜。俺のお願い聞いてくれたら考えてもいいけど。それがダメなら話しちゃうかも」





性格悪い。何をするか知らないけど、迷惑だってことをいい加減気づいてよね!?





「何するつもり?」




このトーンを低くして威嚇しても水谷は気にする様子はなく、ヘラヘラと笑っていた。




「それはあとのお楽しみ!」
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