【完】再会した初恋の彼はチャラくて、イジワルで、ときどき優しい
両手で雅の頬を包んだ稲葉はそのままその柔らかい頬を横に伸ばした。




「ははは!よく伸びる。ゴールデンウィークの時に食べすぎて太ったか?」




「いひゃいてー」




女の子に太ったとか言ったら嫌われるよ?結構強く引っ張るし。




これで伸びちゃったら稲葉くんのせいだからね!?





満足したのか引っ張るのをやめて次は優しく伸ばした頬を包み込んだ。





「こんな変な顔になっても、慌ててブサイクな顔になっても、俺は小鳥遊のこの綺麗な顔が好きだ」
< 145 / 218 >

この作品をシェア

pagetop