【完】再会した初恋の彼はチャラくて、イジワルで、ときどき優しい
「はは!やっぱり忘れてたな。再会した時に思い出すかって思ったけど、お前全然思い出してくれなくて。腹たったから思い出すまでイジワルしようと思ったくらいなんだぜ?」





「まさか今まで訳分からず抱きしめたりしてたのって…」





「イジワルでやったのもあるけど、ちゃんと本心でやったのもある。けどそれは思い出さない小鳥遊が悪い!」





そんなこと言ったって稲葉くん本人も話してくれなかったじゃない。





私のせいばかりにしないでよ。






「で、どうする?このまま俺の彼女になるか、それともやめとくか?」





答え決まっているの知っているくせに。またそんなイジワルして。




けど私はそんな稲葉くんが好き。
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