【完】再会した初恋の彼はチャラくて、イジワルで、ときどき優しい
「明日も部活で早いし、今日は数学の宿題だってあるじゃん」




まだ付き合っていることは両親には行ってないから、遅くなったら心配するし。






私だって、本当は稲葉くんといたいよ。出来ればずっと……。





「それも俺ん家でやればいい。付き合ってからまだあまり雅とそういうことしてないから寂しいんだ…」




「何、それ…。そんなこと言うのずるいよ」





「なんで?」





私だって稲葉くんにもっと近づきたいし、付き合ってからスキンシップ?





んん…そういうことだって全然してないから寂しいって思ってた。





それを稲葉くんから言われたらずるいとしか思わないよ。





「じゃあさ、今度の休みにどこか行こう?そしたら沢山一緒にいられるし。それにき、キスとかだって…」
< 161 / 218 >

この作品をシェア

pagetop