【完】再会した初恋の彼はチャラくて、イジワルで、ときどき優しい
「その意気です!私、稲葉くんに連絡しますから先輩はメイクを完璧に直してください!」





「ええ。ありがとう小鳥遊さん」







先輩がメイクを直している間に渉に連絡し、準備が終わり次第ショーを行う会場に向かった。






シロイルカのショーは十一時。






あと十五分で始まる。






このショーが二人を仲直りさせてくれたらいいな。






絶対に成功する!私がそう信じないと。





ショー開始時間となり、音楽と共にウエットスーツを着た女性が出てきた。




登場と共に拍手と歓声が会場全体に広がる。





『皆さんこんにちはー!今日はシロイルカのハルハルちゃんに来ていただきましょう!皆でせーの!』






「『ハルハルちゃーん!』」
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