【完】再会した初恋の彼はチャラくて、イジワルで、ときどき優しい
「担架と救急箱。それと保健室の先生も呼んできて…!」




三年生の先輩の指示で皆それぞれの役割を始める。





雅は監督に駆け寄って腰をさすってその痛みを和らげる。





「監督大丈夫ですか?」





「小鳥遊くんだったかの〜。いや〜やっぱり歳には勝てんな。ふぉっふぉっふぉ…おう!イタタタ……」





「小鳥遊さんもういいわよ。監督、保健室行きますよ」





「はい。監督お大事にしてください」





「アデュー小鳥遊ちゃん。チュッ!」





今どきアデュー……。それに投げキッスまで。
< 28 / 218 >

この作品をシェア

pagetop