【完】再会した初恋の彼はチャラくて、イジワルで、ときどき優しい
「そういうことだ。これからよろしくな小鳥遊マネージャー」





ニッと笑っているコイツに腹が立つ。





どうしてそんなに軽いのさ。





それからというもの雅は稲葉の完全な使用人。





ドリンク、痛めたところのアイシング。





何故か休日のお弁当まで作ることに。






断ると、「選手が大事じゃないのか?」って脅してくるし。





一応美味しいって褒めてはくれるけど、ひとこと余計なのよね。






「小鳥遊、タオルくれ」






「はいはい」






汗を拭いている稲葉くん、やっぱり絵になるな。





元からかっこいいもんね。





汗も滴るいい男って感じ。



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