【完】再会した初恋の彼はチャラくて、イジワルで、ときどき優しい

秘密をにぎる男

競技場に入った春歌高校バレー部と海氷高校バレー部。





それぞれ自分たちのメニューをこなしている。マネージャーの数人は相手高校の選手の観察。






動きや癖などをノートにまとめている。







稲葉くんの言う通り、選手のレベルは高い。






スパイクまでの流れが春歌高校に比べてとてもスムーズだ。






「おい、こっちにボールをまわせ!」





ビクッ!






水谷くんの声だけでこんなに身体が震えてしまう。






大丈夫ここには皆がいる。







だから私は怯えなくていいんだ。
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