【完】再会した初恋の彼はチャラくて、イジワルで、ときどき優しい
「どうして離れるの?俺はただ、昔みたいに話したいだけなんだけどな〜」





水谷の表情は笑っているが目は笑っていなく、とても不気味な表情をしている。






いや…!来ないで!





あっち行ってよ…!!






後ろに下がって逃げようとする雅だったが、階段の端に腰がつき、それ以上動けなくなってしまった。






その様子を見た水谷は雅の前にしゃがんで話を続けた。






「へぇーまだ伊達メガネしてたんだ。髪はあの頃と変わらないで綺麗だね」







触られた髪のあたりから寒気が止まらなくなる雅。






「触らないで…!」
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