【完】再会した初恋の彼はチャラくて、イジワルで、ときどき優しい

伊達メガネの理由

練習は案の定遅刻。





怒った監督の指示で私たちは練習が終わったらここの掃除をすることになりました。






「稲葉もっとボールをよく見るのじゃ〜!」





「はい!」




練習では手を抜くことなく、真剣に取り組んでいる稲葉。





稲葉のメニューは花火絵監督の特別なもの。





普通よりこなすメニューが多く、すぐに体力の限界を迎えてしまうので有名。





遅刻のバツ、という訳ではなくて稲葉くんの午後の練習はこのメニューと監督は決めていたそうです。





ピーッ!





花火絵監督の笛で一斉に練習をストップし、監督の元へ集まる。
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