【完】再会した初恋の彼はチャラくて、イジワルで、ときどき優しい
そうか。昼間に話すって言ったよね。





「うん。私と水谷くんは……」






話そうとすると身体が震え始める。






落ち着け私。話すだけなんだから何も怖いことなんてない。







「やっぱりまた今度にするか?」






「ううん大丈夫。…私と水谷くんは同じ中学でクラスも一緒だったの。中学の頃の私はバトミントン部に入っていて、いつも部活が忙しかったけど楽しい毎日を過ごしていたんだ」






雅はちょっとずつ中学の頃の話を進めた。






雅は中学時代は伊達メガネをしていなく、髪もポニーテールにしていた。







元から外見が同級生より大人びていた雅は男子からとてもモテていて、告白されることも何度かあった。
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