【完】再会した初恋の彼はチャラくて、イジワルで、ときどき優しい
「稲葉くん…?やっ!ちょっとどこ触ってるのよ!?」






稲葉の大きな手は雅の背中に伸びて、さするようにして触りだした。







「大声出すな。本当に人が来るぞ?」







「来たら確実に稲葉くんのせいだからね。ねぇ、そろそろやめよう?」






素肌に稲葉くんの手が触れてなんかくすぐったい。





「嫌だ。ちょっとスイッチ入ったから付き合え」







スイッチって何のスイッチさ?!ていうか、いつまで人の背中触ってるのよ!?







背中に伸びていた手は雅の頬の方に伸びてきた。







何?何するのよ?!
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