公認ラヴァ〜それでも愛してる〜
一度家に帰って着替えをする。
普段は帽子を被ることはないが先日、帰宅途中で見かけた用品店でなるべく顔を隠せるようにキャスケットと大きめのたっぷりとしたパーカーを購入した。
ジーンズにお尻までたっぷりと隠れるパーカー、キャスケットを深く被り松崎さんから借りた伊達眼鏡を掛けて姿見で確認する。
「うん、大丈夫」
小型のバックをクロス掛けして賢也の職場に向った。
探偵事務所で働き出して、初めての調査が自分の夫の浮気調査なんて、笑っちゃう・・・
証拠の写真をみて賢也の態度を考えれば、きっと今夜もあの写真の女性とホテルに行くんだろうと思う。
でも、もしかして風俗とかにハマっているだけ・・・だけって変だけど二人の間にあるのは愛とかじゃなくて金銭が絡んでいるだけなんじゃないかと思い込もうとしてる。
たまたまあの女性とはあの日だけなんだと・・・
バカだなぁ~
あの日だけの訳がないじゃない、ワイシャツはいつも同じ香水の香りがしていたんだから、しかもわざとらしく濃くて下品な匂い。
目の前を写真と同じボブの女性が歩いてる。
その少し前を歩いているのは賢也だった。
普段は帽子を被ることはないが先日、帰宅途中で見かけた用品店でなるべく顔を隠せるようにキャスケットと大きめのたっぷりとしたパーカーを購入した。
ジーンズにお尻までたっぷりと隠れるパーカー、キャスケットを深く被り松崎さんから借りた伊達眼鏡を掛けて姿見で確認する。
「うん、大丈夫」
小型のバックをクロス掛けして賢也の職場に向った。
探偵事務所で働き出して、初めての調査が自分の夫の浮気調査なんて、笑っちゃう・・・
証拠の写真をみて賢也の態度を考えれば、きっと今夜もあの写真の女性とホテルに行くんだろうと思う。
でも、もしかして風俗とかにハマっているだけ・・・だけって変だけど二人の間にあるのは愛とかじゃなくて金銭が絡んでいるだけなんじゃないかと思い込もうとしてる。
たまたまあの女性とはあの日だけなんだと・・・
バカだなぁ~
あの日だけの訳がないじゃない、ワイシャツはいつも同じ香水の香りがしていたんだから、しかもわざとらしく濃くて下品な匂い。
目の前を写真と同じボブの女性が歩いてる。
その少し前を歩いているのは賢也だった。