公認ラヴァ〜それでも愛してる〜
<真実は悪意に満ちている>
土日は平日よりもゆっくりめに朝食の用意をする。
賢也と結婚してからずっと続いてきた生活。
昨夜はこの二年間のことを思い出していた。たったの二年間ではあるが、スマホに保存されている写真は結構な枚数になっていた。
すべてをパソコンの賢也と名付けたフォルダに入れ、スマホからはすべて削除した。
いつも持ち歩いている物に賢也の写真があるのは耐えられなかった。
「有佳おはよう」
昨夜は私から誘わなかったからか、機嫌がよさそうだ。
「おはよう賢也」
用意した朝食を一瞥すると、「うまそう、顔を洗ってくるよ」といって洗面所へ行った。
すべてが白々しく見えてしまう。
賢也と結婚してからずっと続いてきた生活。
昨夜はこの二年間のことを思い出していた。たったの二年間ではあるが、スマホに保存されている写真は結構な枚数になっていた。
すべてをパソコンの賢也と名付けたフォルダに入れ、スマホからはすべて削除した。
いつも持ち歩いている物に賢也の写真があるのは耐えられなかった。
「有佳おはよう」
昨夜は私から誘わなかったからか、機嫌がよさそうだ。
「おはよう賢也」
用意した朝食を一瞥すると、「うまそう、顔を洗ってくるよ」といって洗面所へ行った。
すべてが白々しく見えてしまう。