公認ラヴァ〜それでも愛してる〜
<彼女から香る香水はまるで毒のようにオレに浸透していく>
しつこいほど彼女から電話が来る。
有佳が出かけていて良かった、このままだといつまでも電話が掛ってくるだろう、やはりきちんと話すべきだ。
通話ボタンを押すとスマホから飛び出してくるんじゃないかと思うくらい勢いよく話し出した。
「賢也くん、どういうこと?昨日のこと嘘よね?」
「どうして?わたし何かした?」
「昨日も言ったけどお互いの場所に戻ろう、大森さんだって彼がいるんだろ、オレが言うのもおかしいけど大切にした方がいい」
「どうして、わたしは賢也くんを選ぶって言ってるの」
はぁ、話がうまくかみ合わない
「オレには家庭があるんだ、壊す気は元々ないし、妻を愛してる。大森さんだって最初から遊びだと言っていたろ?」
「私は最初から賢也くんのことは本気よ、賢也くんと結婚したいの。賢也くんだって本当は私がいいでしょ」
無性にイライラしてくる、これ以上話をしても意味が無いように感じた。
「何故あの日、本当は反対方面の電車に乗るべきだった大森さんが同じ方面の電車に乗ったんだ?最初からオレを嵌める気だったのか!もう、電話には出ないから」
通話を終了するとスマホをソファに投げつけた。
くそっ!
何なんだあの女、頭がおかしいだろ
最初からオレが既婚者だって知っていて誘ってきたくせに、なにが結婚したいだよ。
何なんだよ
オレは・・・・なんで・・・こんなことをしてしまったんだろう。
有佳が出かけていて良かった、このままだといつまでも電話が掛ってくるだろう、やはりきちんと話すべきだ。
通話ボタンを押すとスマホから飛び出してくるんじゃないかと思うくらい勢いよく話し出した。
「賢也くん、どういうこと?昨日のこと嘘よね?」
「どうして?わたし何かした?」
「昨日も言ったけどお互いの場所に戻ろう、大森さんだって彼がいるんだろ、オレが言うのもおかしいけど大切にした方がいい」
「どうして、わたしは賢也くんを選ぶって言ってるの」
はぁ、話がうまくかみ合わない
「オレには家庭があるんだ、壊す気は元々ないし、妻を愛してる。大森さんだって最初から遊びだと言っていたろ?」
「私は最初から賢也くんのことは本気よ、賢也くんと結婚したいの。賢也くんだって本当は私がいいでしょ」
無性にイライラしてくる、これ以上話をしても意味が無いように感じた。
「何故あの日、本当は反対方面の電車に乗るべきだった大森さんが同じ方面の電車に乗ったんだ?最初からオレを嵌める気だったのか!もう、電話には出ないから」
通話を終了するとスマホをソファに投げつけた。
くそっ!
何なんだあの女、頭がおかしいだろ
最初からオレが既婚者だって知っていて誘ってきたくせに、なにが結婚したいだよ。
何なんだよ
オレは・・・・なんで・・・こんなことをしてしまったんだろう。