私、拾われました!
少し時間が過ぎて、匠の部屋に呼ばれコーヒーを入れた。



「ありがとう……」




それだけでお礼を言ってくれる匠さんは、実はいい人なんじゃないかと思ったりしながら、もっと会話を交わしたいなんて思ったり。



「医学部めざしているんですよね?
頭、良いんですね……」

「ああ、将来病院は俺が継ぐからね」



財閥財閥は噂では名前を聞いた事が有った。



今分かっているだけでも、病院に学校と有り得ないくらいの財力を感じてしまう。


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