私、拾われました!
最高ののり弁!
部屋に帰るとすぐ寝なきゃいけない。

そう思うのに、眠気が来ない。



何だか、誰かに会いたくて部屋を出ると屋敷を彷徨った。



調理場を通るとまだ電気が着いている。

不思議に思って、中を覗くと創さんの後ろ姿が見えて胸が高鳴ってゆく。



話し掛けたい__


素直に喋りたい欲に駆られ口を開いた。



「創さん、こんな時間に何しているんですか?」

「ああ、美琴さん。今、アフタヌーンティーの為にお菓子の試作をしているんですよ」
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