私、拾われました!
「ねえ、美琴」


首を傾げ、上目遣いで見てくる玲。



「ど、どうしたの?」

「頭ナデナデして!」



そう言いながら、テディベアをギュッと抱き締める玲が可愛くて仕方がない。



「玲様!ナデナデくらいなら、どれだけでも致します!!」



真っ白なフワフワした髪に手を伸ばした瞬間だった__

玲の細く白い手に手首を掴まれ、思いっ切り引っ張られ体制を崩す。



気が付けば玲の身体に覆いかぶさっていた。
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