私、拾われました!
「美琴さん。
明日も、久遠様のお弁当を作るのですか?」



声がした方向を見ると、創が立っていた。



「は、はい。そうです」

「あの……」

「はい?」

「ここだけの話をしても良いですか?」

「大丈夫です」

「私も、美琴さんの作ったお弁当が食べたい……」



なんだろう。

ここ(御屋敷)で出される食事は何処か洒落た物が多いから、創さんは普通の食べ物を口にしたいのかも知れない。



「私のお弁当で良ければ、創さんの分も作りますよ!!」
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