私、拾われました!
その手には、フルーツたっぷりのババロア。



透明な容器に様々なフルーツが盛られていて、凄く綺麗だ。



「うわぁ!綺麗ですね!!」

「嬉しいですね……。
どうぞ、好きなのを食べてください」

「いいんですか?」

「美琴さんの為に作ったのですから!」



そう言われ、苺のババロアとスプーンを手にした。

ピンクがキラキラしていて凄く可愛い。


それをスプーンで掬うと口に運ぶ。


今日一日疲れ気味だったから、上品な甘さが全身に染み渡る。
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