私、拾われました!
「美味しいです!」

「美琴さんの幸せそうな顔が見れて良かった」



当たり前のようにそんな言葉を口にするから、照れてしまう。



「あ、ありがとうございます」

「食べ切れない分は冷蔵庫に入れて下さいね!
では、今晩もゆっくりお眠り下さい」



創が居なくなった部屋で、二個目のババロアに手を伸ばした。


本当に店で出してもおかしくないような、デザートを作る創には参ってしまう。



「本当に、綺麗……」
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